2010年06月28日

「高校野球 弱者の戦法」田尻賢誉著 日刊スポーツ出版社

「高校野球 弱者の戦法」田尻賢誉著 日刊スポーツ出版社


大学時代からの知人である北海道日本ハムスカウト・大渕隆氏に

薦められ、読みました。


高校野球で、「弱者」が「強者」に勝つにはどうすればよいのか?

かつて弱者だった強豪高の監督さんや、

超高校級の素質を持っているわけではないけど甲子園で結果を残した

選手に取材し、そのヒントを提示してくれます。


例えば、

・駒大苫小牧元監督の香田誉士史氏に学ぶ「弱者がまずやるべきこと」

・石見智翠館・末光章朗監督に聞く「軟投派の左投手を育てるポイント」

・「遅球のエース」東農大二・加藤綾投手からのアドバイス

・徳島商・森影浩章監督が語る「球速のない右投手をサイドかアンダースローに育てる方法」

などです。


田尻氏は、2004年以降の夏の甲子園初出場校の統計に基づき、

球速135`未満の投手でも、ある投法なら甲子園まで勝ちあがる

可能性があることや、

打率2割台のチームが甲子園に近づける条件を指摘されています。

また、現状を肯定し、今できることを確実にやっていくことの大切さを

説かれています。


今の強豪校も、かつては弱小校だった。

その弱小校が、甲子園へ出場するために実践してきたことがたくさん

紹介されています。


全国の高校野球の指導者のみなさん、是非この本を読んでください。

そして「ウチには選手が集まらないから」「無名の高校だから」と

甲子園に行けなくても仕方ない理由を探すのを止めて、

「どうすれば甲子園に行けるのか」を考えてみませんか?


高校野球の指導者ではない方、たとえばサラリーマンでも

「今、何をすべきか」を考えるきっかけを与えてくれる本だと思います。


最後に。

大渕君、この本を薦めてくれてありがとう。







posted by かなめ at 10:57| Comment(3) | TrackBack(0) | BOOKS&MOVIES | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この著者の方が名指しで選手批判をしてる点はどう思われますか?
Posted by おじさん at 2010年08月23日 03:14
自分が批判されたら逃げるんですね。

人間のカスとしか思えません。
Posted by 流れ者 at 2010年08月26日 10:51
おじさんさんへ

すみません、私は今回のこの「名指しで選手批判をした」と言われている記事を読んでいないのです。

決勝戦で全力疾走を怠ったことについてのようですが……。


なので、詳しいコメントはできません。

ただ、「批判する」ということ自体は

書き手の役割の一つではあるのです。

選手を持ち上げる提灯記事ばかりでは、

進歩がないからです。

(サッカーではよく批判記事を目にしますが、

野球ではあまり見かけませんね)


今回のことは田尻さんが、その名指しされた選手と

どういう信頼関係にあったか、とか、普段どれくらい

取材しているのか、とかがわからないので、

なんとも難しいですね。



以前、こんなことがありました。

東都リーグで、全力疾走を怠る選手がいました。

報道陣からも「あれはどうなの?」という声がありました。

でも、その選手に聞くと、公表していないケガを

抱えながらの出場だったことがわかったのです。


書き手としては、そこまでしないと何も言えないわけです。


「批判する」のと「攻撃する」のは違います。

書き手としては、そこをしっかり区別しなければ

いけないと思っています。



Posted by 佐伯要 at 2010年08月27日 12:19
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