2014年11月29日

大学生と関わっていて、感じること 〜「卒業」と「就社」は「=」ではなく、「≒」だ〜

体育会の学生の就活を支援する「支合人(しごと)プロジェクト」や、

大学スポーツ新聞部の学生との勉強会で、大学2、3年生と接する機会が多い。


そこで感じるのは、ほとんどの学生が「卒業したら就社しなければならない」と考えているんだな、

ということ。

あえて「就職」ではなく、「就社」としたのには、理由がある。

それは、学生たちが「営業をしたい」「記者になりたい」というより、

「○○系の会社に入りたい」ということが多いからだ。


一昔前なら、「企業に入れば、安定した生活を送れる」と言えたかもしれないが、

今はそうではない。

働き方も多様化し、賃金体系もさまざま。

「年功序列」も「終身雇用」も、半ば死語と化している。


そんな時代に、みんなと同じように「就社」するための活動をするのが正しいのだろうか?


「就活なんて辞めてしまえ」と言っているのではない。

就活はあくまでも選択肢の一つであって、

・フリーランスでやっていく

・起業する

・派遣社員として登録する

・アルバイトで生計を立てる

という他の選択肢もあるはずだ。


繰り返すが、それを選べといのではなく、それらの選択肢のなかから就社を選んだのであれば

就活をすればいい、ということだ。


以前、「支合人(しごと)プロジェクト」で、主催者の一人であるメンタルトレーナーの高畑好秀氏と

学生の間で、こんなやりとりがあった。

―なぜ就活するのか?

「卒業したら、自分で生活をしなければならない。お金が必要です」


―では、いくら稼ぐ必要がある?

「……よくわかりません」


―じゃあ、仮に月25万としよう。交通量調査のバイトを丸1日やれば、2万円前後もらえる。
 そうすれば、月に12、3回やって、あとは自分の趣味に時間を使えるよ。

「それは嫌です」


―なぜ? お金は稼げるよ。

「いや、やはりやりがいというか……」


―会社に入ったからといって、自分のやりたい仕事ができるかどうかはわからないよ。
 やりがいなんて、見つけられないかもしれない。

「……親とか世間の目もあるので、ちゃんと会社に入りたいです。その方が安定するし」


―安定っていうけど、リストラされることもあるし、それこそ倒産するかもしれないよ?

「……」


そこには自分の考えやプランがあるわけではなく、「みんなと同じ」という見栄やプライドがあるだけだ。


もちろん、「見栄があるから、会社に入りたい!!」とはっきり言えるなら、それはそれでいい。

要は「みんながそうするから」とか「誰かに『そうしろ』と言われたから」ではなく、

自分で考えて答えを出すべきだ、ということ。


就活を控えている現在の大学3年生のみなさん。

会社説明会が解禁となる3月まで、あと3か月。

自分のキャリアプラン、そしてそれ以上に自分の人生について、

今の時期にトコトン自分で考え抜いてみてはどうでしょうか?


そのために、いろんな人に会って、いろいろな考えに触れる。

そうして自分の「幅」を広げ、選択肢を広げたうえでその答えが「就社」なら、

そこではじめて就活をスタートさせる。


この3か月を、ぜひそういう位置づけの期間にしてほしいと思います。




posted by かなめ at 04:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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