2017年02月19日

伝わる自己PRは「はじめ」「なか」「おわり」の三幕構成


今日は、僕が過去に

体育会に所属している学生の就活をサポートする「支合人(しごと)プロジェクト」

で話した、「伝わる自己PRの書きかた」についてお伝えしたいと思います。



自己PRに限ったことではないのですが、

伝わる文章には共通点がいくつかあります。



そのうちのひとつが、「感動するストーリー」になっていること。


感動するストーリーとは、簡単に言ってしまうと、


「あなたが何かをしたり、目標を成し遂げようとしたとき、

途中はうまくいかなかった。

けれど、自分の努力や工夫、いろんな人の助けなどがあって、

結局はうまくいった」


という話を、
「はじめ」「なか」「おわり」の3幕構成で語った「成長の物語」です。







「僕は平凡な学生だ」「私には何も特別な経験がない」

……そう思っている人も多いかもしれません。



しかし、20年も生きていれば、何か人と違う体験や、自分らしい体験をしているはず。


普段、そんなことは意識していないでしょうから、思い当たらないだけです。



自己分析で、「あなただけのストーリー」を見つけてください。


そして、それを三幕構成で語りましょう。




「文章は起・承・転・結で書け」と言われますが、

エントリーシートや面接など、

字数(持ち時間)に制限があって、短く伝えなければならないものには

不向きだと思います。




構造としてオススメなのは、


「はじめ」

「なか」


「終わり」の三幕構成です。




三幕構成について、少し説明しましょう。


@はじめ


まず、結論から言ってしまいます。

自己PRなら「私は○○な人間です」というように、

一文ですべてを表してしまってください。



 

Aなか


次に、@の結論に至った根拠を述べます。

ここでは、エピソードなどの具体例や、自分の意見などを持ってきます。

それも、数字が入っていると、よりリアリティが増します。

根拠やエピソードをABCの3つくらいまで用意しておき、

分量(長さ)によってAだけにしたり、ABにしたりして

調節すると良いでしょう。




Bおわり


最後に、結論を発展させた形で締めくくります。


「はじめ」と「終わり」が一致している、つまり首尾一貫していると、

より相手に伝わりやすくなります。






説明だけではわかりづらいでしょうから、以下に具体例を挙げます。

これは、ある年の学生が、僕のアドバイスを受けて書いた自己PRです。







■あなたの長所はどんなところですか?(350字)





私は、フットワークの軽さには定評があります。


○○大学のスポーツ新聞部で野球部を担当していた私は、

まわりの部員から「足で記事を書く」と言われていました。



リーグ戦開幕前でも、他校で開催するオープン戦もすべて出掛けて取材しました。


リーグ戦では、試合開始2時間前から神宮球場に行き、

練習からネタ探しをしました。

このおかげで、私の書いた記事には臨場感があると、とても好評でした。


また、リーグ戦で優勝した際、号外を発行することになったのですが、

必要な経費を集めるために一晩で地元の商店街を70件回り、

25万円を稼いだこともあります。



新聞を作るのには苦労も多いです。

でも、私たちが作った新聞で笑顔になってくれる人を見ると、

苦労の分だけ喜びも大きいものでした。



こうした経験を忘れず、フットワークよく動くことで御社の仕事に生かしたいと思います。








解説しましょう。






はじめ=私は、フットワークの軽さには定評があります。





なか=○○大学のスポーツ新聞部で野球部の記事を担当していた私は、「

   足で新聞を作る」と言われていました。





エピソード@



リーグ戦が開幕前は他校で開催するオープン戦もすべて出掛けて取材しました。






エピソードA


リーグ戦では、試合開始2時間前から球場に行き、

バッティングなどの練習からネタ探しをしました。


このおかげで、私の書いた記事には臨場感があると、とても好評でした。




 


エピソードB


また、リーグ戦で優勝した際、号外を発行することになったのですが、

必要な経費を集めるために一晩で地元の商店街を70件回り、

25万円を稼いだこともあります。






終わり=新聞を作るのには苦労も多いです。

でも、私たちが作った新聞で笑顔になってくれる人を見ると、

苦労の分だけ喜びも大きいものでした。

こうした経験を忘れず、フットワークよく動くことで御社の仕事に生かしたいと思います。





※「フットワーク」というキーワードが、「はじめ」にも「終わり」にも

でてきている点に注目してください。

同じキーワードを使うことで、首尾が一貫しています。





書いた文章をよりよくするには、ちょっとしたコツがあります。


それは

「文章を書いたら、プリントアウトして、声に出して読む」

ということです。



単純なことなのですが、じつはとても大事なことです。

これには、二つの意味があります。

一つは、他人が読むようにして読めば、誤字脱字や論理の一貫性の欠如など、

アラが見えてくる。



もう一つは、音読すれば文章のリズムが分かります。

つっかえるところ、まどろっこしいところなどあれば、

文章を区切るなどして修正しましょう。





エントリーシートは10人いれば10通り。

どれが正解とかありません。


こう書いたから、絶対受かるというものではない。



ですが、少しでも受かりやすくするためには、

読む人に伝わる文章を書くことがポイントにはなってくると思います。


このブログが、そのために少しでもお役に立てればいいのですが……。



【お知らせ】

今回のブログでお伝えしたことを、さらに深めた

「人事担当者に伝わる自己PRの作り方&書き方セミナー」を

2月26日に新宿(東京都)でを開催します。


「あおぞら作文教室」の主宰講師で、カラーイメージコンサルタントの桐生玲子さん

とのコラボレーションで、4時間で自分を知り、

自分のことを伝えることができるようになる集中セミナーです。


参加いただければ、4時間で300字の自己PRを書き上げることができます。

まだ自己PRができあがっていない就活生の方、

いっしょに作り上げましょう。



詳しくは、下記をご覧になってください。


http://kaname-saeki.wixsite.com/freelance-writer/contact-cj1e






posted by かなめ at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 取材記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする